鬼課長は、女子力高い系!?~元ヤンOLの恋事情~修正済み。


「あぁ、真ん中のな。
さすがに同じ服だと誤解を生まれると思って
ランニング途中に妹の住んでいる
マンションに寄ったんだ!
ここからすぐそばだから。
大変だったんだぞ。妹に彼女か?としつこく
聞かれるし……姪っ子は、抱っこしろとせがむし」

ぐったりした表情をしていた。

それは……お疲れ様です。

「すみません……ご迷惑をおかけしまして」

まさかランニングに行っていたはずの
課長がそんな事になっていたなんて知らなかった。

「まぁ、思ったより似合うなら
良かった……じゃない。お前なんだ!?
髪がベタベタではないか?」

「髪……?あぁ、慌てて出て来ちゃったから。
まぁ、でも大丈夫、大丈夫。
いつも適当に乾かして終わりですから」

そんな丁重に髪なんて乾かしていられない。
めんどくさいし……。

アハハッと笑って誤魔化した。

すると何だか凄い剣幕で怒られた。

「アホか。そんな濡れたままでいたら
風邪を引くぞ!?
それに髪が痛む。まったく。
こういうズボラさが女子力を低くするんだ。
いいから食べながらでいいから座れ!!
俺が乾かしてやる」

えっ……!?

何故だか課長に髪を乾かしてもらうことに
なってしまった。

ドライヤーで髪をブローしてもらいながら
私は、ご飯を食べることに。

何とも複雑な状態だ。

課長は、まだブツブツと文句を言っているし……。
仕方がなく私は、味噌汁をすする。

うん?何これ……めっちゃ旨っ!!?