マジかよ!?

よりにもよって高守って野郎と同じ大学かよ!?

さすがエリート大学だが
相手があのゲス野郎と一緒だから余計に
複雑な気持ちになった。

「なんでゲッなんだ?」

「あ、いえ。K附属って聞いて
胸くそ悪い奴の顔を浮かんで……つい」

慌てて私は、弁解した。

「胸くそ悪い?」

意味が分からない様子の宮部先輩に私は、
詳しく説明した。

すると凄い微妙な表情をしてきた。

「俺……そんな奴と一緒にされてんの?
迷惑なんだけど。
女遊びもそういうチャラい奴も嫌いだ」

「分かってますよ。
そんな風には、見えませんし」

確かにそういうのを毛嫌いしてそう。

まぁ、そんな野郎と一緒にされたら不愉快だよね。
私もときめいた自分を殴りたい。

「しかし、よくそんな男と付き合おうとしたよな?
普通その前に罠だと気づかないか?馬鹿なのか?」

「あぁ?何だと!?」

馬鹿だと言われ思わず睨み付けた。