「だから美羽ちゃんが面白いと思ったんだけどなあ」 「面白いって…」 「どう見てもお嬢様じゃないし、言葉遣い悪いし!」 「悪口じゃん!」 勢いに任せて飲んでたお茶を机に置くと、中身が飛んできた。 アチチ、と顔をしかめる。 「ほら〜。ぜんっぜんお嬢様じゃない」 「い、今のは…」 ププ、と笑うシバくんを睨むと、玉城さんが口を開いた。