本当に天気がいい。



雲ひとつない青空を仰ぎ、眩しさに目を細めた。



「よいしょ」



布団を手に取り、物干し竿に掛け…



「あれっ」



掛け…



「ふんっ」



思ったより重い布団は、私の身長と力には難しく。



「掛けっ…」



掛からない。