「起きろー!」



シバくんは脇腹が弱いということも、この1ヶ月で知った。



「ちょちょ…!やめっ…ぶっはははは!!!」



ベッドから跳ね起き、涙目になりながら私を睨むシバくん。



「おはようシバくん」



「…おはよう。…最近、起こし方雑じゃない?」



「そうかな?休みの日くらい、布団干さないと」



こんなに天気もいいし、と微笑む私に、シバくんはふてくされた顔を見せた。



「朝からうるさい」



扉から顔を覗かせたのは、歯磨き最中の玉城さん。