確かにスキンシップは多い。



「シバくん、犬みたいですよね」



「昔からね」



そう笑う玉城さんだけど、私は玉城さんを猫だと思ってる。



シバとタマ、本当に犬と猫のような2人。



「玉城さんにも気に入ってもらえるように頑張ります」



ペコっと頭を下げ笑いかけると、玉城さんは小さく何度か頷いた。



授業の終わりを告げるチャイムが、響き渡った。