犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

ドアノブが回り、扉が開いた。



外の風がフワッと舞い込んでくる。



春の匂いだ。



汚れひとつ無い屋上は、サボるためにあるような居心地の良さ。



もっと高いところに行こうと、はしごに手をかけ塔屋に上る。



___甘い香りがした



「…!た、玉城さん…!」



はしごを上りきると、そこには先客が。



玉城さんだ。