犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

私が良くないの…!



そう思っても、無理やり解くことが私にできるはずない。



あの女子の目は、シバくんも玉城さんと同じだということを物語っていた。



そりゃそうだ、2人ともイケメンなのだから。



明日からどう生きていけばいいの…と頭を抱えたい衝動に駆られる。



「どうしたの?なんか元気ないね」



「…え、あ、いや、そんなことは…」



まさか玉城さんとシバくんのせいだなんて言えるはずもなく、下を向いた。



「よく分かんないけど、帰ったらタマに美味しいご飯でも作ってもらおっか!」



作るのは玉城さんなんだ、と笑いながら、私も笑顔で返事をする。