校舎が違えば、終わる時間が同じだとも思えない。
「美羽ちゃんの帰る時間に合わせた!帰ろ!」
「合わせたって…」
シバくんに困っていると、何やら視線を感じた。
まさか、と顔を上げると、やはりお嬢様たちが私を睨んでいる。
シバくんも玉城さんと同じ類…?
「帰ろ美羽ちゃん!」
「あ、ちょ…っ」
何も知るはずがないシバくんが、私の腕を引っ張って廊下を進む。
すれ違う女子が、殺意さえも感じる目をしていたのを、私は見た。
「美羽ちゃんの帰る時間に合わせた!帰ろ!」
「合わせたって…」
シバくんに困っていると、何やら視線を感じた。
まさか、と顔を上げると、やはりお嬢様たちが私を睨んでいる。
シバくんも玉城さんと同じ類…?
「帰ろ美羽ちゃん!」
「あ、ちょ…っ」
何も知るはずがないシバくんが、私の腕を引っ張って廊下を進む。
すれ違う女子が、殺意さえも感じる目をしていたのを、私は見た。

