犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

もちろん、お嬢様たちにそんな姿は見えていない。



「だけど園原さん、どうして玉城様とご一緒にお歩きに?」



と、ここで本題に入るようだ。



ゴクリ、生唾を飲み込む。



「玉城様の戯れではなくて?一般庶民が珍しくて、きっと面白く感じてしまったんだわ」



い、一般庶民…!?



「そうそう、前から思っていたのよ。園原さんってとても庶民的よね」



「どうしてあんなお方が泉学園にきたのかしら?宝の持ち腐れね」



グサリグサリ、矢が刺さる。



まさかそんなこと思われていたなんて。