犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

休み時間のたびに、どこかへ行ってしまう友達がいたら、私ならお腹の調子が悪いんだな、と察する。



しかもトイレへ行けば、1つだけ鍵のかかった個室があるではないか。



あぁ、お腹の調子悪いんだな、が確信に変わるね、私なら。



「もしかしてお腹が…」



と、もう1人のお嬢様がそこまで言いかけて笑った。



そうだよ、気づいたでしょ、私ならトイレにいる。



「お腹が空いてしまっているのかもしれないわね。中庭でお食事でもなさってるのではないかしら」



オホホホホ。



お嬢様特有の笑い声がトイレに響く。



私は1人、なんでだよ!と心の中で叫び、その場を立ち上がっていた。