犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

名案だ!とこのときの私は思った。



これなら、私が何かをされることはない。



『大変だろうけど、不登校よりはましでしょう?』



『うん!ありがとうリリ!天才!』



用もないのにトイレへ逃げ込み、洋式便所に座り時計と睨めっこ。



なんとまあ情けない姿か。



今になってパリへ行けば良かったかも、なんて思いだした。



「それにしても園原さん、休み時間のたびにどこへ行ってるのかしら」



と、外からお嬢様言葉が聞こえてきた。



つい、いやトイレしかないでしょ!というツッコミを心の中で全力投球。