「あの、今日はお休みですよね…」



「うん」



「じゃあ何でこんな時間に…」



夏の朝、外ではセミが鳴く。



窓から入り込む風は生暖かい。



「起きてくると思って」



玉城さんがテーブルに、料理を並べながら言った。