犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「ねぇ、シバくん」



「ん?」



声をかけると、シバくんからは、まったく眠気の感じられない声が返ってきた。



「…玉城さんってさ」



ゴソ、とシバくんが動いた気配がしたけど、気にせず続けた。



「酔うと記憶なくすとか、そういうのあるの…?」



「ないよ。もともとタマは、お酒が強い人だから」




「…え…」



「どんだけ飲ませても、酔わない人だよタマは」



じゃあ昨日の玉城さんは、酔ったふりをしてたってこと…?