犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

私を抱きしめたシバくんの力が、いまだに消えない。



私を見た冷たい目が、いまだに私を捉えてる気がする。



「上条さん私……」



分からない。



分からないよ、そんな目で見られても。



「…バスに戻ろう」



上条さんは私の肩にそっと手を置いて、歩き出した。



「柴崎も、分かってるんだよ。園原さんを困らせてること」



「ならどうして…」



私を困らせるために、どうしてあんなことをするの?