犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

私がどうにかできる問題なのかは分からない。



それでも放っておくなんてこと、できるはずがない。



___パンッ



上条さんの手を叩く音でハッとした。



そうだ、お参りにきてるんだった。



こんなときまで考え事なんて、神様に怒られる。



「これで2人も仲直りするね」



目を瞑ってお願いをする私の横で、上条さんが言った。



「そうですね」



そんな上条さんを見上げ、私は微笑んで見せる。