犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「お参りしていこっか。2人が仲直りしますようにって」



手を合わせて、ニッコリ笑う上条さん。



「はい…!」



私も大きく頷いて、笑顔を返した。



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そんなに気にすることじゃないと言われれば、それまでかもしれない。



実際そんなに、本人たちは気にしてないのかもしれない。



だけどもしかしたら、私が思ってる以上に、2人の間に溝ができてるかもしれない。



かもしれない、を考えたらいくつでも考えは出てくるけど、2人の様子がおかしいのは明確だ。