帰ってからもこんな調子じゃ、私めちゃくちゃ気まずいんですけど…
「…さん」
私が原因みたいにリリは言ったけど、私が分からないんじゃ一生このまま…?
「…原さん」
どうしよう。どうしたら2人を元に戻せるんだろう。
「園原さん…!」
「わっ、えっ、あ、びっくりした…上条さん…」
「さっきから何回も呼んでるし。…ほら、見えてきたよ厳島神社」
上条さんがバスから指を差す。
海の上の赤い鳥居は、その姿を神々しいまでに輝かせていた。
「…さん」
私が原因みたいにリリは言ったけど、私が分からないんじゃ一生このまま…?
「…原さん」
どうしよう。どうしたら2人を元に戻せるんだろう。
「園原さん…!」
「わっ、えっ、あ、びっくりした…上条さん…」
「さっきから何回も呼んでるし。…ほら、見えてきたよ厳島神社」
上条さんがバスから指を差す。
海の上の赤い鳥居は、その姿を神々しいまでに輝かせていた。

