犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

帰ってからもこんな調子じゃ、私めちゃくちゃ気まずいんですけど…



「…さん」



私が原因みたいにリリは言ったけど、私が分からないんじゃ一生このまま…?



「…原さん」



どうしよう。どうしたら2人を元に戻せるんだろう。



「園原さん…!」



「わっ、えっ、あ、びっくりした…上条さん…」



「さっきから何回も呼んでるし。…ほら、見えてきたよ厳島神社」



上条さんがバスから指を差す。



海の上の赤い鳥居は、その姿を神々しいまでに輝かせていた。