犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

リリとバイバイして部屋に戻ると、既に上条さんがいた。



今日は早いんだな、とか思いながら、何の気なしにその前を通り過ぎる。



「…柴崎と玉城」



と、上条さんはいきなり言葉を発し、私は反射的に振り向いた。



「え?」



「今日、2人で話してるところ見てない」



一瞬にして、今朝のことがフラッシュバック。



スッキリしていた心の内が、再び嫌な音を鳴らし始める。



そっか、スッキリしてたのは私だけだった。



勝手にリフレッシュしたって、何も解決しない。