犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「それより、今日は時間たっぷりあるし、観光しましょうよ!」



リフレッシュも兼ねて!とリリは両手を叩いて、満面の笑みで言う。



「うん!」



リリの不器用な優しさに、私は大きく頷いた。



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1日中歩き回って、グルグルと渦巻いてた考え事も、綺麗さっぱり忘れた。



もう今日で帰っていいと思うほどに、広島を心の底から楽しんだ気がする。



それはリリが、ずっと笑わせてくれてたからかも。



「じゃあ美羽、またあしたね」



「うん!またあした!」