「おい柴崎、落ち着けって」



上条さんも焦った顔して、シバくんを玉城さんから引き剥がす。



「ど、どうしたのシバくん…」



時計は5時過ぎを指していて、シバくんが起きるはずのない時間だ。



「どうしたのじゃねーよ!なんで2人で抱き合って寝てるわけ!?」



「へ…」



ハァハァと息を吐きながら、シバくんは眉を吊り上げる。



「おいタマ!答えろよ!」



玉城さんは、チラッとシバくんに目を合わせると、めんどくさそうに頭をかいた。