犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

モゾモゾ、とシバくんの腕から逃れ、ふぅと息を吐く。



しんと静かな部屋に、時計の音が響いて。



寝返りを打つと、コツンとおでこが玉城さんの背中に当たった。



それを合図にしたかのように、玉城さんがチラッとこっちを振り向く。



「?」



「あ、ご、ごめんなさい」



起こすつもりはなかった、そう頭を軽く下げると、玉城さんもクルリと寝返りを打った。



グン、と近くなる顔に、息すらも忘れる。



「寝れない?」



あぁまただ。