犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「っ」



顔の近さもそうだけど、何よりその表情にびっくりしたんだと思う。



いや、びっくり、とはまた違うかもしれない。



言葉をなくした。



その言葉がぴったり。



いつもセットされた前髪は、玉城さんの目元を少しだけ隠して。



髪の間から覗く目は、私を見つめていた。



目が合うことはいつものこと。



いつものことなんだけど…