犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「だって……県外に来てまで嫌がらせされるなんて…」



「そうやって相手を弱らせるのが、アイツらの魂胆よ」



「どうしたらいいのか分からないよ…」



しかめっ面をしながら、ブクブクと口を沈める。



「なによ。強くなりなさいよ、殺されるわけでもない」



「こ、ころ…」



「相手だって所詮人間よ。言葉や行動に傷つく人間」



リリはきゃっきゃと騒ぐお嬢様たちを見据えながら、口元には微かに笑みを浮かべた。



「弱い者にしか立ち向かえない。人ってそういうもんでしょう」



私もそう、と眉を下げてリリが笑うから、必死に首を振った。