犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「どうやって作るんだろう…」



湿った砂が、爪の中に入って気持ち悪い。



固めた砂が、ぽろぽろと崩れていく。



あぁもう、どうしてこうなるの。



もっと自由になりたい。



言えなかった臆病な言葉たちが、心の中でグルグルと渦を巻く。



私はただ、誰かと話しができればそれでいい。



誰かから、何かを盗もうとか、そんなこと微塵も思ってない。



「…わ、私が、なにしたの……」



ぽろぽろと崩れていくのは、砂だけじゃなかった。