犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

少し離れた場所で、大きく手を振る男の子。



「し、シバくん!」



まるで主人を待つ犬のごとく、しっぽをぷりぷりと振っている。



しかも隣には玉城さんが。



「あれ?2人ともパートナーはどうしたんですか?」



「ベタベタしてきてうるさいから、食べてる時だけは別々って約束した!」



ああ、イケメンは大変だな。



私はぼそり、心の中で呟く。



「座るところないならここ空いてるよ!」



4人席のテーブルに、シバくんと玉城さんは隣同士で座っていた。