犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】

「よく食べる人、俺は好きだけどな」



上条さんのそんな神対応は、私の心を少しだけ軽くさせ、



「よく食べる人…」



私がよく食べる人なんだということを、これでもかというほど分からせてくれた。



「お腹空いたし、はやく食べようか!」



好きなだけお皿に食べ物を盛った私に、上条さんがそう声をかけて席を探す。



「んー…、結構埋まっちゃってるなぁ」



一般客はいないのに、ほとんどの席が生徒で埋まっていて、無駄に多いその生徒数に苛立ちを覚えた。



「…仕方ない、空くの待と「美羽ちゃーん!こっちこっち!」



上条さんが私を振り返り、言葉を発したそのときだった。