そんな、と眉を下げる私に対し、2人は慣れっことでも言うような平然とした顔。



「少なくともあと2年は繰り返すのに。今からそんなんで大丈夫なの美羽ちゃん」



シバくんがケラケラと笑って、私をからかった。



「そうだけど…」



なんとも言えぬ感情の中、私はただ皿洗いを続ける。



勢いのある水は、手の甲を弾いて飛び散っていった。