いくら残業しても、終わるわけなくでるのはため息ばかり

残業していた同僚達は、終電に間に合わないって帰っていった

会社の電気も消された
パソコンの明かりだけが頼りに

誰にも愚痴れない、デートすらキャンセルしてまでする事


「まだいたのか?」

声かけてきたのは、私の大嫌いな課長
でもその声にすら胸がきゅんとして涙が溢れそうになった

「誰かに頼めばよいのに」

「私の仕事ですから」


「柚木は俺が言った事がわかってないもう少し他人を頼れ」


「柚木はつまらならそうにいつもしているのか?」

なに?私の気持ちわかってたまるものか


「楽しいか?」

聞いた瞬間、糸がキレた

課長につつかかるつもりが課長に抱きついてしまった

課長困惑しながら、意味深な含み笑いを浮かべ 顔が近づいてきた

束ねた書類が床に散らばった


な なに?

唇をふさがれ両手すらふさがれた無理やり口内で絡ませてきた

「・・・・ん・・・・・・ん」

離れては近づき
近づきいては離れる唇


「やめてください」


「無理するな、なににしても」