蘭さんは学校の人をいじめている。


そのいじめのターゲットが、葉月になったのだ。


「えっ…」


私は驚くばかりで、何も言えない。


すると葉月が、


「ねぇ、優香」


と私の事を呼んだ。


「……」


私は、葉月の事を無視した。


無視をしないと、今度は私がいじめられる。


もしくは、私は学校を退学になる。


それほど蘭さんは、絶対的な力を持っている。


誰も逆らう事はできない。




私はその日から、葉月を無視した。


話しかけられても、無視をした。


葉月の話を、ちゃんと聞きたいのに……


その日の放課後。


私は、葉月が暴力をふるわれているところを見た。


その時、私は葉月と目があった。