「どうしてあんな子とつるんでるんだろうね、八雲くん」
「確かに、あんな人殺しなんかと……」
ほら、こうして嫉妬がこもった陰口をたたく女子が出てくる。
私も迷惑だけど、八雲も私のせいでとばっちりを受けるのに。
なんで、わざわざ私を迎えに来るんだか……。
「八雲、教室には来ないでって何度も……」
八雲に忠告と文句を言ってやろう。
そう決めて、目の前の八雲に1歩歩み寄った時だった。
「おい」
「えっ……?」
強く、手首を掴まれた。
進もうとしていた私の体は、勢いよく後ろへと引っ張られて、倒れそうになる。


