この恋が罪だとしても




『あ……』

『あ、お前……』


クラス替えをしてA組になった私は、隣の席にカバンを置くその人と見つめ合う。


『よう、雨音』

『……久しぶり、泉くん』


……会いたかった、心から、きみに……。

私はついに……運命の人と再会した。


『隣の席とか、偶然だね』

『お前とはまた会える気がしてたからな、別に偶然じゃねーだろ』

『え……?』


また会えるって、思っててくれたの?

それは、すごく嬉しいかもしれない。

この出会いも、運命だったらいい。

きみと繋がっていられるから……。


『またよろしく、雨音』

『あ……うん!』


これからの日々は、きっとつまらない日常を変えるくらい、素敵なものになる。

そう信じて疑わなかった。