この恋が罪だとしても




「この運命がなければ、今の未来はなかったんだね」


「そうだ、俺達が恋に落ちて、お前と北園、白石が友達になる未来も全てな」


うん、本当にその通りだと思う。

やっぱり泉くんは、素敵なことを言う。


「なら……私達はきっと、この時のために出会う運命だったんだ……」


もう、時間を巻き戻せたならなんて……言わない。

この運命が、たまらなく愛おしいから。


「ずっとお前のことばっかり考えてた。お互い、傷つけあうことしか出来なかったけどよ……」


「この罪も全て……受け入れて私を好きになってくれる?」


「お前だけじゃねー、みんな大小に関わらず罪を抱えてる。だからよ……」


そう言って少しだけ体を離すと、私の顔を見つめた。

その意思の強そうな瞳に、目を奪われる。