この恋が罪だとしても




「ということは、梓チャンは俺のモノになるわけだ♪」

「……私の話、ちゃんと聞いてた??」

「やー、超うれしいなぁっ。ってことは、あんなことやこんなこと、俺の好きにできるんでしょー?」


ダメだ、私の話聞いてないみたい。

なんで突然変なこと言い出しちゃったの?

ちゃんと説明してっ、八雲!!


心の中で悲鳴を上げてると、


「ま、待て白石!!」

「お、やっと来たか泉クン」


音楽室の入口に泉くんの姿があった。


肩で息をする泉くんは、視線を私に向けるとなぜだかホッとしたような顔をする。