「……いや、北園は悪くねー。雨音は、いつでも俺のために必死になってくれてたのに……気づかねーで……俺のせいだ」
泉くん……私は、私のためにしただけ。
だから、泉くんだって悪くないのに……。
「へぇ、今更気づいたの。でも、あんなにボロボロにしておいて、俺は許す気無いから」
「白石……本当に、悪かった……」
すると、私の寝ている方のベッドへと八雲がやってくる気配がした。
そして、バサリとカーテンが開けられる。
ゆっくりと体を起こすと、八雲は勢い良く抱きついてきた。
「良かった……何にもなくてっ」
「……八雲……ごめんね、心配かけて……っ」
その背中をポンポンと叩けば、八雲は体を離して、ホッとしたように、笑う。


