この恋が罪だとしても



「馬鹿なこと、言うな……。お前に傷ついてほしいなんて……思ってねーよっ」

「っ……」

「でも、そう思わせたのは……俺か……」


その自嘲的な言い方に、私たちの関係はなんて悲しい関係なんだろうと思った。


「俺が、許さないなんて言ったからだな……っ」

「……違う、元はと言えば私が……」

「お前のこと、散々傷つけたからだ。でなきゃ、雨音がそんな風に、自分を責めて生きることも無かった……」


話は、並行線にしかならない。

罪悪感がつきまとって、楽しかったあの雨の日のことが、遠い日のように感じた。


重ねた罪が大きすぎて、泉くんへの想いが苦しすぎて、もう……言葉を交わすことすら悲しい。