起き上がろうと手に力を入れると……。 ――ズキンッ!! 「うぅっ……」 手首に鋭い痛みが走った。 やっぱり、手首ひねっちゃったかな……。 「しばらく大人しくしていられるように、少し痛い目見た方がいいんじゃない?」 そう言って、女子は近くにあった玉入れの玉をとると、私に投げつけようと振り上げる。 「っ……」 襲ってくる痛みに耐えようと、庇うように両腕で顔を隠した、その瞬間……。 「おい、やめろ」 顔を隠していたからか、姿は見えない。 だけど、声だけで分かった。