この恋が罪だとしても




「本当に、自分勝手だよねきみ達」

「や、八雲っ」


止めさせようとして、私は八雲の服の袖を引いた。

だけど、八雲は私の方を見ようとしない。

本当に八雲、どうしちゃったの……?


「今更捨てたものを、欲しいとか……、さんざん傷つけておいて、優しくしたいとか……」

「八雲……」


そっか、私のために怒ってくれてるんだ。


本当に、こんなふうに目立つところでそんなこと言ったら、八雲が変な目で見られるのに。