「大丈夫か、雪乃!?」 「ん……頭が、痛いっ……」 ――ズキンッ。 やめて、なんで胸が痛くなるの。 2人は付き合ってるんだから、こんなの……あたりまえの光景なのに……。 なのに、2人が羨ましくて、悲しい。 今すぐ、泉くんへの想いが消えてしまえばいいのに。 そうすれば、純粋に心から2人のことを応援できた。 「雪乃に……何かしたのか?」 「……え?」 泉くんは、悲しそうな、それでいて怒っているような複雑な表情で私に問いかける。