「ごめんなさい……」
ごめんなさい、こんなふうに悲しい顔なんてしたら、北園さんが気にするのに。
「私、大事なことを忘れちゃってる。きっと、泉くんと雨音さんとの関係に関わるような……」
「それは……」
「とっても大事なこと……を…うぅっ!!」
すると、突然北園さんが頭をおさえてうずくまる。
もしかして、また何か思い出しそうなのかもっ。
それなら、早く保健室に連れていかないと!!
「ううっ……痛いっ、頭が割れそうっ!!」
「北園さんっ、保健室に行こうっ」
北園さんの肩を差支えると、ガタガタと体が震えていることに気づいた。
北園さん……苦しめてごめんね。
こんなに震えるほど、怖いんだよね……。


