そういやー俺、コイツに狩りを返すって約束したな。
それなら、たいしたもんじゃねーけど……。
「そっか……なら、これは俺が買う」
「……え、ど、どうして?」
雨音が戸惑っている間に、俺はズボンの後ろポケットから長財布を取り出して、代金を支払った。
「借り……返すっつったろ」
「借りって……まさか、傘のこと?」
不思議そうな顔をする雨音も珍しい。
俺は、見たことのない雨音の表情から目を話せずにいた。
「そういうことだ、ほら」
「あ、ありがとう……」
イチゴミルクキャンディーを袋に入れて雨音に渡す。
すると、それをマジマジと見つめて微笑んだ。


