「大丈夫なんですか?随分派手な倒れ方をしましたけど・・・」

心配そうな顔をして先生は近づく。

「もう・・・大丈夫ですよ。」


上半身を起こしていた私は先生からの注意を受ける。

「じっとしていた方が良いと思いますよ」

ソレもそうか。。。と思い私は再び保健室のベッドに横たわる。


「熱・・・あるみたいですね・・」

すっと伸びてきた手に反応することが出来ずに先生の手は私の額に触れる。

その瞬間背筋がゾクリとした。

     『男が触った』