泣きたくなって 
  泣きたくなって


  死にたくなった。


「死ねよ。」

え?

「お前がいてもこの世のために何ねぇ、死ね」


何ももっていなかったはずの彼の手には出刃包丁が握ってある。




死ぬんだと、直感した。


「いやだ!!死にたくない!!」


「いや、死ぬよ、なんってたってお前は×××だからな・・」