明るかった世界が真っ暗になって祐樹にあたるスポットライトが輝いて見える。


「おまえのせいだろ」


「ゆ・・ゆうき???」


馴れ馴れしく呼んでんじゃねぇ。


そう言って祐樹は私の目の前に腕を振り上げる。


「てめぇみたいなやつがいるせいで!!」

何度も私を殴る。

「てめぇなんかいなきゃ良かったんだ!」


『お前のせいで』

   『いなけりゃよかった』


もう何千回と聞いたその言葉を最愛の彼に言われる。