そう言って 
   スッ  と身を翻していく。一瞬でも悲しそうな顔をしたのは気のせいだろう。

まぁやっとどっか行ったし。平和平和♪

                                         
別に知らないけど?まぁそうであっても息吹には関係ないね      

メールを打つのもダルくなってあっさり息吹へのメールを終わらせる。
 

ふと、すっかり蒸し暑くなった体育館の天井を見上げる。

頭痛い・・・・・・・。

チクン と痛む私のこめかみ、
その痛みはだんだんと強くなって ズキンズキンと 私の視界を揺らす。

ヤッバイ。。。昨日あんま寝てないからかなぁ??

そんなことを考えながらボーとする。
だんだんと、階段を登るように痛みがヒドくなる。

「ッちょっと沙羅チャン大丈夫??」

私の真後ろにいる桔梗チャンが心配そうに私に声をかける