大ちゃんとキスしてしまった……事故だけど……まだ告白とかもしてないけど……。
帰ってからも大ちゃんとのキスの余韻に浸っていた。
明日こそ…明日こそ大ちゃんに告白する!
お夕飯の時ニヤニヤが止まらなかった…お兄ちゃん鋭いから何か気付かれちゃったかな?
付き合ってないのにこんな事してるなんて言えないし…早く付き合ってちゃんと報告したいなぁ。
ゴンゴンッ
「!?」
部屋が乱暴にノックされる。
「お兄ちゃん?どうしたのー?」
ガチャ
「治樹じゃねぇよ…」
「鷹哉!?どうしたの!?…って!こんな時間に女の子の部屋来るんてデリカシー無さ過ぎ!」
いくら鷹哉でも、私お風呂上がりだし…ノーブラなのに…。
私はさり気なく体育座りをして胸を隠した。
鷹哉はお構いなしにズカズカ入って来て私の座っているベッドの上に乗った。
「……ど、どうしたのー?宿題なら写させないよ?」
「……お前さ。烏山と付き合ってんの?」
「え…!?つ、付き合ってないよ!何で…?そんなの鷹哉には関係ないでしょ?」
「………付き合ってなくても…烏山とはキスするんだな」
「へ………」
嘘……大ちゃんとのキス……鷹哉に見られた?
鷹哉の目が…なんとなくいつもと違う…
いつも意地悪言うくせに目が合うと、すぐ逸らすくらい人の目を見るのが苦手な鷹哉が真っ直ぐ私の目を見ている。
私は言い返す言葉が見つからず…
いつもと違う鷹哉の目線に動けなくなっていた。



