黒い怪物くん




「…Zzz……ん…」


小鳥が寝返りをうって我に返った。


…………俺…今……何してんだよ!?


その場にいられなくなって逃げるように自分の部屋に駆け込んだ。


最低最悪だ………自分でも自分がしたことが信じられなかった。


デート中の治樹に電話を掛けた。


「もしもし?」

「治樹………まだ……迎えに来れないの…?」

「え?小鳥に何かあった?」

「……寝てる……頼むから……なるべく早く来てくれ…」

「う、うん?もう帰るから待ってて…小鳥が迷惑掛けてごめん」

「……小鳥は何もしてねぇよ……寝てるだけ…」


電話を切ってベッドの上で頭を抱えた。