黒い怪物くん




宅配便か?タイミングわりぃな…


食べようとしていたところを邪魔されて、俺は苛々しながら玄関のドアを開けた。


「鷹哉ぁ!メリークリスマス!」

「………な、何しに来たんだよ!?」


俺は目を疑った。


小鳥がドアの前に立っていた…。


「あのね……一緒にお夕飯食べよ?」

「な、なんで?」

「だってお兄ちゃんデートだし、ママは夜勤だし、つまんないんだもん!お兄ちゃんが鷹哉が一人だから行ってみたらって。本当に一人だった?」


治樹……こんな俺に何度もチャンスくれるんだな…。


「……えっと……駄目かな?」

「…仕方ねぇな。入れよ」

「やったぁ!ケーキも買ってきたんだよー」


小鳥を家に入れてやった。


しかし……男の家に一人で来るとは…無防備過ぎるだろ!油断されてんのか!?男として見られてないのか…


治樹もよく大事な妹を…実際何も出来ねぇけどさ。