黒い怪物くん





自分の想いも状況もどうすることも出来ないまま時間だけが過ぎる…。



そして、高校に入って初めてのクリスマスを迎えた。



親は夫婦水入らずで、クリスマスのディナーに出掛けた。
治樹はもちろん新しい彼女とデートだ。


俺にとってはいつまらない夜。


カップラーメンでもすすって過ごせば普通の一人の夜と思えるというのに、母親が俺が小鳥や治樹を呼ぶと思ったようで、クリスマスのパーティー用の食事を作って出掛けて行った。


何が悲しくて一人でクリスマスのパーティーみたいなもん食べないといけないんだ…?


一人で食べるには量が多過ぎる。



ピンポーン♪



そのパーティーみたいな食事を食べようとした時だ。



家のチャイムが鳴った。