「お兄ちゃん運いいね!あんず飴10こ当たりだよ!おめでとう!」
「10こもいらねぇよ!」
屋台でよくあるルーレットで当たった数だけもらえるというもので、こんな日に限ってあんず飴が10こも当たってしまった。
「袋に入れてあげるから好きなの10こ選んでね」
仕方なく10こ選んで、小鳥達のところに戻った。
あれ?小鳥とあいつがいない…
「タカヤン随分いっぱい買ってきたね」
「当たっちまったんだよ」
「…小鳥がいないの気になるでしょ?」
「べ…別に…」
「タカヤンわかりやすいなぁ…残念ながら告白タイム中ですよ」
「告白タイム!?は…?」
「二人で話したいって言われて行っちゃったよ」
「そ……うなんだ…」
「あー…ほら!まだ結果わかんないし!あんず飴食べよう?小鳥用のはとっておいてさ」
「…」
黙って彩美とあんず飴を食べるが、頭の中では小鳥が戻って来た時にあいつと良い雰囲気で戻ってきたらどうすればいいか考えまくっていた。



